講演Ⅰ
「明日からできる摂食・嚥下リハビリテーション」
五星会新横浜リハビリテーション病院摂食・嚥下障害認定看護師
寺見 雅子先生
寺見先生の講演の内容は、
- 食べることの意味(栄養を取り入れ、生命を維持する。生きる楽しみ)
- 食べる機能の障害(症状として「食べる時にむせる」「口の中に食べ物が残る」「食べるのに時間がかかる」「肺炎を繰り返す」
- 解剖生理と嚥下の仕組み
- 食べるために必要な機能について
等を話された。
【まとめ】
摂食・嚥下リハビリテーションとは全身の機能を整えることであり、機能訓練のみならず、摂食姿勢や食事環境の調整、提供する食事への配慮までも重視することが大切。食べる喜びや味あう喜びを通して「人間らしく生きる」ということをサポートするとしている。最後に参加者に「あなたはどこで貢献できますか?」という投げかけがあり終了した。
講演Ⅱ
「明日から実践できる栄養たっぷり嚥下食」
医療法人社団横浜育明会介護老人保健施設・都筑シニアセンター・管理栄養士
麻植 有希子先生
講演の5つのテーマは、
- 高齢者の栄養ケアにこだわる理由
- 介護老人保健施設における栄養管理士の役割
- 栄養のお話
- 明日から実践できる栄養たっぷり嚥下食
- 病院や施設に導入するために
そして全体としてテーマに見合ったストーリー性のある内容は、非常に聴き応えのあるものでした。
【まとめ】
会場には普段あまり来場しない顔ぶれも多く本当に超満員であった。講師の両先生の話はさすが神奈川のメーリング・リストでも活躍され、且つご自身も県内各地で時間があればこう言った話をされている、積極果敢な若手研究者である証といえる。今後はぜひ著書などを通じて再度栄養とは何か、摂食・嚥下障害の問題と関連付けて学習したいと思った。
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